Mac Book Air(Yosemite)にUbuntu14.04 LTSを デュアルブートした際の備忘録。

Mac Book Airの詳細は画像の通りです。

購入時のOSはMavericsでしたが、現在はYosemiteをインストールしています。

準備するものは以下の通りです。

・Mac Book Air

・Ubuntuのisoイメージ

・4GB以上のUSBメモリ


①パーティションの分割

Ubuntuをインストールするためのパーティションを分割します。

OS X Yosemiteから、起動ディスクについてはデフォルトで「論理ボリューム」が使用されることとなったため、自由にパーティションの分割ができないようになっています。

そこで、まず「論理ボリュームの解除」を行います。

(注)Mac購入時にOS X Mavericsがインストールされていた場合は、どうやらこの手順は必要無いようです。もしもディスクユーティリティ.appによってパーティションの分割ができないようであれば、この手順を参照してください。


⑴論理ボリュームの解除

「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダにある「ターミナル」を起動してください。

  $ diskutil list

上記のコマンドによってMacintosh HDがインストールされているディスクを探してください。下の図では「APPLE SSD SD0120F Media」が探しているMacintosh HDに該当します。OS Xのクリーンインストールをしていない限りは「Macintosh HD」と表示されている箇所があるはずです。

Macintosh HDが見つかったら、左上の/dev/disk○に注目してください。

○には数字が入ります。上の図では/dev/disk0です。

ではdiskutilコマンドによって論理ボリュームを解除します。ターミナル上で次のコマンドを事項してください。

  $ diskutil cs revert disk0

処理が終われば、論理ボリュームは解除されたことになります。


⑵パーティションの分割

「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダにある「ディスクユーティリティ」を起動してください。OS X YosemiteがインストールされているHDDを選択し、「パーティション」タブを選択してください。

「+」をクリックし、名前と新しいパーティションのサイズを設定します。Ubuntuを快適に使用するために、最低でも10GBの空き容量が必要です。

フォーマットを「MS-DOS(FAT)」として、「適用」をクリックします。この時、警告文が表示されますが「パーティション」を選択して実行してください。

以上でUbuntuをインストールするためのパーティションが作成されました。


②Ubuntuの起動ディスクの作成

⑴USBのフォーマット & Ubuntuのダウンロード

続いて、Ubuntuの起動ディスク(Bootable USB)を作成します。USBメモリを接続し、ディスクユーティリティを使用してMS-DOS(FAT)形式でフォーマットしてください。この時、USBメモリ内のデータはすべて削除されます。必要に応じてバックアップを取っておいてください。

続いて、今回デュアルブート環境を構築するUbuntuをダウンロードします。Ubuntu Japan Teamが作成している日本語Remixは以下のURLからダウンロードすることができます。

https://www.ubuntulinux.jp/download

もしもオリジナルバージョンをインストールしたい場合は、Ubuntuの公式HPからダウンロードしてください。

http://www.ubuntu.com/desktop

※寄付をお願いされますが、「Not now,…」を選択してダウンロードを続けることができます。

Ubuntuは、バージョンによってサポート期間が異なることに注意してください。「LTS」と表記のあるものが一番長くサポートされるバージョンです。


⑵Terminalを使用したBootable USBの作成

まずはダウンロードしたisoイメージをimgに変換します。

ターミナルを使用し、次のコマンドを実行してください。

  $ hdiutil convert -format UDRW -o ~/Path.img ~/Path.iso

※Pathには、ダウンロードしたUbuntuまでのパスを設定します。

次に、diskutil listコマンドによってUSBメモリのdisk○を確認してください。○に入る数字を確認し、次のコマンドによりアンマウントしてください。

  $ diskutil unmount /dev/disk○

そして、sudoでコマンドを実行し、USBメモリにUbuntuをインストールします。

  $ sudo dd if=~/Path.dmg of=~/dev/rdisk○ bs=1m

これには5分ほど時間がかかります。

インストールが終了すると、ダイアログが表示されるので「取り出す」を選択してUSBメモリを取り出してください。

③Booable USBを使用してMacにUbuntuをインストールする

Bootable USBを刺したままMacを終了してください。そして「option」キーを押したまま電源を入れてください。そうするとブートデバイスの選択メニューが現れるので、USBを選択してください。


画面の指示に、言語を設定します。

次の画面では、ディスクの空き容量にチェックが入っていることを確認してください。

そして、下部にある

「サードパーティーのソフトウェアをダウンロードする」

にチェックを入れてください。警告が表示されますが、「はい」を選択してください。

少し時間がかかる場合がありますが、その後WiFiがONになります。


さて、次の画面からはかなり注意が必要です。
インストール場所を間違えるとOSXが削除されますのでご注意ください。

インストールの種類の画面では、OSXとデュアルブートするなら必ず「その他」を選択してください。

次の画面では、サイズを参考に自分で作成したパーティションを見つけてください。

ダブルクリックするとウィンドウが現れます。そこで、利用方法を

ext4ジャーナリングスァイルシステム

に設定し、

パーティションの初期化にチェックをして、

マウントポイントを「/」としてください。
最後に、ブートローダーをインストールするデバイスに、先ほどマウントポイントを設定したディスクを選択して、

インストール。

警告が表示されますがお気になさらず。
あとは画面の指示に従ってください。


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